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Yuumi Yoshida, 2007-11-18 00:46
= coLinux で作る 快適Ruby on Rails開発環境 =
== 対象者 ==
- Windows PC 上で快適に Ruby on Railsの開発がしたい人
- Linux(Unix)の基本的なコマンドや設定がわかる人
- CUI(コマンドライン)の好きな人
== 参考資料 ==
- WEB+DB PRESS Vol.40 「特集2 coLinux,Emacs,GNU screen,zsh[定番]Linux開発環境」 http://gihyo.jp/magazine/wdpress/archive/2007/vol40
== インストール ==
=== 準備しておくソフト ===
- タミナルエミュレータ (例 PuTTY http://yebisuya.dip.jp/Software/PuTTY/)
- bz2が扱える解凍ソフト(例 Lhaz http://www.chitora.jp/lhaz.html)
- エディタ (例 サクラエディタ http://sakura_editor.at.infoseek.co.jp/)
=== coLinux インストール ===
- ネットを監視するセキュリティソフト(Notne, Macfee...)を OFF にする
http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=98788 から以下をダウンロード
- coLinux本体: coLinux-0.7.1.exe
- Ubuntu Linux イメージ : Ubuntu-6.06.1.ext3.1gb.bz2
coLinux-0.7.1.exe を実行してインストール
- Choose Components 画面では '''Root Filesystem image Download''' はチェックを外して下さい。
- インストール場所は適当に設定して下さい。ここでは '''D:¥Program Files¥coLinux¥''' にインストールしたとして書いています。
Ubuntu-6.06.1.ext3.1gb.bz2 を適当な解凍ツールを使い、coLinuxをインストールしたディレクトリー(ここでは:¥Program Files¥coLinux¥)に解凍します。
coLinux 設定ファイルを作成します。
i. D:¥Program Files¥coLinux¥xample.conf をコピーして D:¥Program Files¥coLinux¥ubuntu.conf という名前にします。
i. ubuntu.conf ファイルを以下のように変更します。(変更した行のみ書きます)
{{{
cobd0="c:¥coLinux¥root_fs"
↓
cobd0="D:\Program Files\coLinux\Ubuntu-6.06.1.ext3.1gb"
ro
↓
#ro
#mem=64
↓
mem=256
eth0=slirp
↓
eth0=tuntap
}}}
'''注意''' mem= は coLinux のメモリー割り当てです。メモリーをたくさん積んでいるPCの場合は大きい方が良いかもしれません、
私が使っているPCはWindowsXP メモリー 1Gbyte のものです。
- DOSプロンプトを開き、coLinux を起動します {{{ > D: > cd ¥Proguram Files¥coLinux > colinux-daemon @ubuntu.conf }}}
- 設定に間違いが無ければ、 DOS 窓に上のようなメッセージが表示され、別ウィンドウに 以下のように coLinux が起動されます。
上のように、 '''ubuntu login:''' が表示されれば成功です。
=== ネットワーク設定 ===
ネットワーク構成ですが、coLinux にはPCとは別のセングメントを割り当てます。BR
coLinux と PC のネットワークの間は TAP-Win32 というドライバー(ブリッジソフト)が変換するので、coLinux と PC は通信が出来ます。BR
しかし coLiunx からインターネットにアクセスできません、そこでWindowsの「インターネットの共有」機能(NAT)を設定し、coLiunx からインターネットにアクセスできるようにします。
WindowsXP HOME Edition では、インターネットの共有で設定出来るアドレスは 192.168.0.1 に限られるので、今回は以下のように設定します。
- coLinux : 192.168.0.2 (192.168.0.2 〜 192.168.0.254 なら変更可能)
- TAP-Win32: 192.168.0.1
また、PC 、インタネット接続のルーターは以下のアドレスになっているとして書きます。
- PC : 192.168.1.12
- ルーター: 192.168.1.1
- PC 側設定 coLinuxが立ち上がった時点で、ネットワーク接続を表示すると以下のように、TAP-Win32 Adapter とうローカルエリア接続があります。BRここでは「ローカルエリア接続 3」になっていますが環境によって違う名前が付きます。
- TAP-Win32 Adapter のプロパティーを表示し、アドレスを 192.168.0.1 に設定します。
Image(net_prop1.png, 260) Image(net_prop2.png, 260)
- インターネットに接続されている接続(ここでは、ワイヤレスネットワーク接続)に「インターネット接続の共有」を設定します。 BRインターネットの共有はプロパティーの「詳細設定」タブにあります、BR 「インターネット接続の共有」のチェック と 「ホームネットワーク接続」に TAP-Win32 Adapterを選択します。
coLinux console に root でログインします。パスワードは root です、インストールが終わったら変更しましょうね。
ログインできたら、ネットワークの設定を変更します
{{{vi /etc/network/interfaces¶
※※ iface eth0 inet static 以下を下のように変更します
iface eth0 inet static
address 192.168.0.2
broadcast 192.168.0.255
netmask 255.255.255.0
gateway 192.168.0.1
}}}
'''注意''' coLinux console は英語キーボードの配列になっているので、記号がキーに書かれているのと違う文字が入ります );
- DNS(name server) の設定も変更します。通常のブローバンドルーターを使っている場合は、DNS はルータのIPアドレスです。 {{{ # vi /etc/resolv.conf
※※ ブローバンドルーターのIPアドレスを指定
nameserver 192.168.1.1
}}}
ネットワークを設定
{{{/etc/init.d/networking restart¶
}}}
確認、まずは自分(coLinux)にpingが届くこと
{{{ping -c 3 192.168.0.2¶
PING 192.168.0.2 (192.168.0.2) 56(84) bytes of data.
64 bytes from 192.168.0.2: icmp_seq=1 ttl=64 time=0.155 ms
64 bytes from 192.168.0.2: icmp_seq=2 ttl=64 time=0.158 ms
64 bytes from 192.168.0.2: icmp_seq=3 ttl=64 time=0.161 ms
--- 192.168.0.2 ping statistics ---
3 packets transmitted, 3 received, 0%25 packet loss, time 2015ms
rtt min/avg/max/mdev = 0.155/0.158/0.161/0.002 ms
}}}
- OKなら TAP-Win32 にpingが届くことを確認 {{{ # ping -c 3 192.168.0.1 以下省略 }}}
- OKなら PC にpingが届くことを確認 {{{ # ping -c 3 192.168.1.12 以下省略 }}}
- OKなら ルーター にpingが届くことを確認 {{{ # ping -c 3 192.168.1.1 以下省略 }}}
- OKなら ネット上のサイト にpingが届くことを確認 {{{ # ping -c 3 mixi.jp 以下省略 }}}
=== アカウント作成 ===
自分のログイン用アカウントを作りましょう。ログイン名/パスワードは PC と同じにして下さい。
{{{adduser taro ← ログイン名 trao を作成¶
Adding user
taro'...
taro' (1001).
Adding new group
Adding new usertaro' (1001) with group
taro'.
Creating home directory/home/taro'.
/etc/skel'
Copying files from
Enter new UNIX password: ← パスワード
Retype new UNIX password: ← パスワード
passwd: password updated successfully
Changing the user information for taro
Enter the new value, or press ENTER for the default
Full Name []: ← Enter のみでよい
Room Number []:
Work Phone []:
Home Phone []:
Other []:
Is the information correct? [y/N] y ← Y を忘れずに
}}}sudo が使えるように設定します
{{{vi /etc/sudoers¶
root ALL=(ALL) ALL
taro ALL=(ALL) ALL ← 自分のアカウントを rootと同様に追加
}}}
=== いったん終了、coLinux の再起動 ===
この辺でいったん、coLinux を終了してみましょう。
{{{
/sbin/shutdown -h 0¶
}}}
coLinux consoleにメッセージが数行表示され '''Power down''' と表示されたら 終了完了です。
coLinuxを起動した、DOSプロンプト上の colinux-daemon が終了しているはずです。
再起動は 以前と同じく
{{{
colinux-daemon @ubuntu.conf
}}}
=== ターミナルエミュレータからのログイン ===
coLinux console はスクロールが出来ない、日本語キーに対応してないので、putty 等のターミナルエミュレータから coLinuxにログインします。
ログイン先は 192.168.0.2 です。 上で作成したアカウントでログインしてみましょう。
=== Cコンパイラー等のインストール ===
モジュール等のインストールで必要になるCコンパイラー(gcc)等をインストールします。BRインストールにはdebian(Ubuntuはdebianベースのlinux)の '''apt''' を使います。
{{{
sudo apt-get update ← インストーラの更新(?)
sudo apt-get install libc6-dev gcc make
}}}
途中で ''Install these packages without verification [y/N]?'' 確認がありますが '''y''' を入力して下さい。
Yuumi Yoshida さんが約17年前に更新 · 7件の履歴